「中国側は日本側とともに、中日戦略互恵関係の持続的で突っ込んだ発展を推し進めるよう努力していきたい。双方は、4つの政治文書の原則と精神に基づいて対話と交流を強化し、相互理解と相互信頼の増進を促し、両国関係発展の政治的基礎を維持する。そして経済ハイレベル対話などのメカニズムの役割を十分に発揮し、情報の交流や政策の協議を強化し、重点分野における協力を大いに開拓して、両国関係発展の物的基礎を打ち固めなければならない。そして人的往来を展開し、両国国民、特に両国青少年の相互理解や友情を増進させ、両国関係の感情的な絆や社会的基礎を固めるべきだ。両国は引き続き手をつないで、地域間の重要な問題の解決や、東アジア地域での協力強化、世界的な挑戦に共同で対応することにより、絶えず共通利益を拡大していくよう希望する」
麻生首相は、「日中両国が『平和友好条約』の精神に従い、互恵的な協力を展開するのは時代の要求でもある。両国の指導者は様々な形で、二国間関係や世界的な問題について交流を保ち、両国の戦略互恵関係を具体化させて、相互理解や相互信頼を深めていかなければならない。近年、日中両国は、人的往来、特に青少年の交流を強化しており、両国国民の相互理解を深めている。また世界が直面している一連の大きな挑戦に、両国は特に交流と協力を強化しなければならない」と語った。
また双方は当面の国際金融危機について意見を交換した。
「チャイナネット」2008年10月24日