豊田社長、リコール問題について北京で説明

タグ: トヨタ自動車,豊田章男社長

発信時間: 2010-03-01 23:06:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

トヨタ自動車の豊田章男社長が1日夕、北京市で大規模リコール問題について記者会見を行った。リコール問題は中国で連日報道され、トヨタの対応に注目が集まっており、記者会見には約400人の記者が参加した。

「中国を重要市場に位置づけている」

新浪ネットの記者:豊田社長がアメリカでの公聴会が終わったあと、すぐに中国で会見を行ったのはなぜか。中国の市場を安定させることは考えているか。また、豊田社長は中国市場を担当したことがあるとおっしゃったが、中国の自動車市場をどのように見ているか。

豊田社長:アメリカでの公聴会出席後すぐに中国を訪れたのは、やはり私自身の言葉で中国のお客様に対し、直接リコールの内容、そして中国市場における影響を申し上げ、消費者を安心させたいと思ったからである。

私が中国業務を担当した時代と今に違いはない。違いがあるとすれば、中国での業務が以前より少し拡大した程度である。しかし、私たちは中国市場を重要な市場に位置づけており、中国市場で消費者に良い商品を作るよう努力してきた。私たちはお客様を第一に考えており、この点について、中国市場に対する気持ちは何も変わっていない。なお、リコール問題においては、さらに改善し、消費者にすぐに伝えられることを望んでいる。

 

「車の品質は、世界のどこでも同じ」

天津日報:トヨタはアメリカと中国で何回もリコールを行ったが、海外の車の質が日本国内より劣っていると考えてよいのか。

豊田社長:同じ型の車でも、国によって、また道路の状況によって使用状況が異なってくる。わずかな調整はあるが、車の品質については、世界のどこでも同じである。

 

「中国での販売目標80万台を下方修正するつもりはない」

自動車産業報:今回のリコール問題は、中国の消費者のトヨタに対する認知度に多少影響を及ぼすと思うが、80万台という中国での販売目標を下方修正するつもりはあるか。また、中国の消費者の信頼をどのように取り戻すつもりか。

豊田社長:現在、中国ではすでにRAV4を7万5000台リコールした。関連措置を早急に打ち出し、消費者の信頼を取り戻せることを願っている。80万台という販売目標については、少なくとも現段階では調整するつもりはない。

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