日産(中国)投資有限会社は15日、「グローバルなデザイン機能をより高めるため、北京に斬新な自動車デザインスタジオを設置する」と発表した。これは、日本の自動車企業としては初めて中国でつくったデザインスタジオで、日産としては世界で5番目のデザインスタジオだ。
新華社通信によると、日産北京デザインスタジオの投資額は1100万元(1.4億円)を超えている。デザイナーは約20人、中国人が主で、世界市場に向けた量産車種やモーターショー用などのコンセプトカーをデザインする。スタジオは来年にオープンする予定だ。日産自動車のイノベーション担当者は、「北京にスタジオを設けるのは、迅速に成長している中国市場を中心に、アジアの顧客の需要や価値観を対象に、ニーズに合ったデザインを強化したい」と述べた。
日産自動車はこれまで、厚木、原宿、アメリカのサンディエゴ、イギリスのロンドンにデザインスタジオを設けている。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年3月17日