商業捕鯨を正当化するため、日本人は「クジラ類が漁業を破壊する」、「クジラが増えれば魚が減る」という意見を唱え、科学捕鯨を行うのは海洋の生態系のバランスを保つためだと説明している。
さらに、捕鯨と鯨肉を食べることは日本の歴史・文化と切り離すことができず、日本人に捕鯨と鯨肉を食べることを禁止するのは米国人にステーキを食べさせないのと同じだと発言している。
日本人の捕鯨には理由があるように思えるが、実際は何の根拠もない。国連食糧農業機関(FAO)は2000年、世界の75%の漁業資源の開発は十分で、過度な状態でもあり、過度な漁は世界の魚類が不足する主な原因となると発表した。商業捕鯨によりクジラ類の数が激減する前に、世界には魚類が不足するという問題は存在していない。
さらに、大型海洋哺乳動物の捕殺が漁業の発展に好影響をもたらすことを証明する科学的根拠もどこにもない。
「チャイナネット」 2010年3月16日