和歌山県太地町は日本の古式捕鯨の発祥地である。太地町の住民の多くが捕鯨で生計を立て、1986年に国際捕鯨委員会が商業捕鯨の一時停止を決定してから、太地町は観光業へ転向し始めた。
24年が経つが、捕鯨は科学研究として日本では未だに許可されている。これは日本の多くの地域が捕鯨を続ける理由となっている。しかし本当の理由は、捕鯨は日本の伝統であり、国際社会に尊重されることを望んでいることにあるようだ。
現在、日本の市場とレストランでは毎年2000トン以上の鯨肉が販売されている。国際動物愛護基金の報告によると、日本ではザトウクジラ、ナガスクジラ、コククジラなどの絶滅危惧種も売られているという。2007年の日本の捕獲割当数には絶滅危惧種のザトウクジラ50頭とナガスクジラ50頭も含まれている。
「チャイナネット」 2010年3月16日