世界最大の捕鯨国として、日本の狂気的ともいえるクジラ漁はすでに世界でも悪名が高く、「科学研究」を名目とした捕鯨は世界でもっとも偽り性の高い科学研究活動の一つとも言われている。
日本の捕鯨問題について、世界では長期にわたり論争が繰り広げられている。1986年に商業捕鯨全面禁止案が採択され、商業捕鯨は一時停止したが、日本は科学研究を名目とし捕鯨を続け、毎年1000頭以上のクジラを捕殺している。しかし、実際はこれらのクジラは食卓に並んでおり、商業目的である。
各国の科学者は、クジラの科学研究について、海中のクジラを観察、観測し、クジラの行動学と生態学を主に研究すべきだが、いかなる研究にも捕殺する必要はないと指摘する。
世界自然保護基金は2005年6月13日に発表した報告『科学、利益と政治:21世紀の捕鯨』で、日本などが行う「科学研究」名目の捕鯨に対し詳細かつ適切な分析を行い、「科学研究を名目とした捕鯨に科学研究の性質はなく、科学調査の名で商業捕鯨を続けているにすぎない」と指摘した。こういった現状によりクジラは捕殺者の網を逃れるのが難しくなり、捕獲されたクジラは最終的に食卓に並ぶことになる。
「チャイナネット」 2010年3月16日