中国美術館が主催する「偽りの青空--日本著名画家・森秀雄作品展」が21日、北京の中国美術館で開幕した。
森秀雄氏は1935年に三重県で生まれ、東京芸術大学油画科卒業。その後、気体の圧力によって塗料・絵具等を霧状に噴射するエアブラシを利用した作品を創作、ユニークな絵画技法とスタイルを確立し、個性的な日本人画家となった。
同氏の作品は、様々な情景が1つのキャンパスに描きこまれ、まるで夢のような世界を形作っており、豊かな想像力を感じさせる。青を基調とした背景の中に無限の空間が生み出され、詩的な雰囲気をかもし出す。作品には、古典の名作の一部のほか、海、崖、岩石、渓流、波、青空に浮かぶ白い雲などが描かれ、共通の基調の中にも、様々な変化が感じられる。写真は作品展の様子。
「人民網日本語版」2010年3月26日