越境犯罪を厳しく取り締まることは日本人にもプラスとなる

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発信時間: 2010-04-07 18:35:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

刑事手続きは適正であったのか?

千葉景子法相の刑事手続きに対する質疑について、周永生教授は日本と中国の死刑執行についての事情が異なると指摘した。「日本で死刑判決の後の手続きがわりに遅く、7、8年以内には執行が難しく、普通は8年間以上かかっている。だが、それに比べれば、中国の死刑執行は速い。中国の司法システムが整備されているので、日本と比べられないところがある」としている。

高副所長は「手続きが適正でないというのはまったく根拠のない、或いは根拠が足りない推測に過ぎない。犯罪者が自供しているし、審理や量刑の過程でその犯罪事実を裏付ける証拠も十分であった。手続きの上で疑う余地はないだろう」と指摘している。

国民感情を損うことになるのか?

また、平野博文官房長官が会見で「(日本の)国民感情的にみて懸念がある」と指摘しているが、はたしてこの事件は両国の国民感情を損うことにつながるのだろうか。

周教授は「大きな影響はないと思う」としている。「日本国内では法律の執行が厳しく、日本人もちゃんと法律を守る。従って、今回の事件は法律を守らなかったものを法律にもとづいて判決したことで、日本の国民に不満があったとしても個別的なことであり、普遍的なものではないだろう」としている。

高副所長はさらに、「理性的に両国関係を考えれば、犯罪行為を厳しく取り締まり、非伝統安全の分野で手をたずさえて協力することは、両国国民の長期にわたる利益に合致するものだ。麻薬密輸者が中国で麻薬を手に入れ日本で売るのだから、日本に麻薬が氾濫すれば、最終的に危害をこうむるのは日本人だ。越境犯罪を取り締まるのは日本国民の利益を守ることにもつながる」と中日両国の麻薬密輸取締りの上での協力を呼びかけている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月7日

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