日本の海部俊樹・元首相は13日に南京で、「日本は歴史上、南京の人々に対して許されない過ちを犯し、一人の政治家として、南京の人々に対して深くお詫びしなければならない」と語った。
南京市対外友好協会、日本日中文化交流促進会が共催した第1回中日お花見会が同日、南京市内の「和平友好桜花園」で行われた。海部元首相、日中友好議員連盟会長を務める高村正彦・元外相が率いる日中文化交流桜鑑賞団一行140人余りと、南京市関係者、市民らがお花見会に参加した。
海部元首相はあいさつの中で、「私は南京に来て、まず南京の人々に対してお詫びを申し上げなければなりません。日中両国の間の過去には不幸な歴史がありました。私は皆様が前を見て過去の教訓に学び、明るい未来を築いていってほしい。日中両国国民の永遠たる友好を祈願し、この地の満開の桜のように、日中両国国民の友情の花が永遠に咲き誇ることを願っています」と語った。
海部元首相はまた、皆さんと共にここで花見に同席し、日中友好の友情を共に感じることができることに、心より慶びを感じると語った。「私は今日は特別に満開の桜のネクタイをしてきました。これが私の日中友好の願いです」。
お花見会で、海部元首相、高村元外相はさらに、南京市の繆合林・政協主席らと共に中日国民の友情を象徴する桜の苗の鍬入れを行った。会場では日本の華道家、茶道家、および南京の著名武術家が見事な腕前を披露した。
海部元首相、高村元外相は同日、中日両国の有名書道家の作品280点以上が出品された「国際書道芸術展」の開幕式にも出席、海部元首相、高村元外相も作品を出展した。
南京の「和平友好桜花園」は江寧県小牛山に位置し、在日中国人である劉洪友氏が提唱し建設された。2008年10月に開園、石碑上に刻まれた園名は海部元首相が記したもの。
「人民網日本語版」2010年4月14日