中国を訪問中の溝畑宏観光庁長官は13日、日本政府は中国人観光客への個人ビザの発給基準を緩和する予定で、早ければ今月、遅くても来月には新しい基準を発表すると明らかにした。
日本への個人ビザの発給は、昨年7月1日から中国の一部の省や市の住民を対象にスタートしたが、申請者の年収は25万元以上、あるいはその他の厳しい経済条件の審査を通過しなければならない。
中国国家観光局の邵琪偉局長(右)と会談する溝畑長官(4月12日)
溝畑長官は、昨年7月から今年2月に発給されたビザは1万3000件で、この1月だけでも3251件にも達し、制限緩和で個人ビザの発給件数も大幅に増えるだろうと話す。
中国国家観光局の統計によると、昨年、中国を訪問した日本人観光客は同期比3.7%減の332万人で、観光庁の統計では、日本を訪れた中国人観光客は同期比0.6%増の101万人だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月14日