日本人の性格は“御主人”なしにはいられない

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発信時間: 2010-06-07 13:57:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

鳩山由紀夫首相は2日午前10時、民主党の両院議員総会で辞任する意向を表明し、民主党の新代表に選ばれた菅直人氏は4日午後、日本の第94代の首相に選出された。鳩山氏の辞職後の中日関係について、読者の宮田聡美さんが次の意見を寄せてくれた。

鳩山さんの辞職で、日中関係は影響を受けるでしょうか。私の予想では、全く影響なくはないでしょうが、大勢は変化ないでしょう。政党誘導の外交が失敗に終わったのなら、従来通りの官僚誘導、つまり「アメリカの指導の下」です。中国は今回の普天間問題を切っ掛けに日本国民が目覚め、日本政府を動かし、日本がアメリカの支配から脱してアジアの一員となることを期待したかもしれません。無論、それは私自身切に願う事ですし、将来その日はきっと来るでしょうが、当面、この30年間ぐらいは無理だと思います。中国には理解しがたいでしょうが、日本人の性格は”御主人”なしにはいられないのです。特に日本を支配している官僚という連中がそうで、彼らの目の中にアメリカに替れる”御主人”がない以上、日本がアメリカから離れることはありません。そして、中国がアメリカ以上の大国になれば、日本はごく自然に”元の鞘”に戻るでしょうが、それまで中国の経済成長だけでも2、30年はかかりますし、文化や科学、先端技術、社会の諸制度、国民の素質、環境などのあらゆる面で中国が優位を持つようになるには更に時間がかかると思います。

夏の選挙ですが、国民がどんなに迷おうと、シナリオはできているのではありませんか。投票率は下がるでしょうが、今更自民党というのも体裁悪いでしょうから、票を減らしても民主党がやっぱり第一党で、組織票でそこそこ議席をとった公明党と連立するか、機に乗じてぼちぼち議席をとった(どれもこれも子供じみた名前の)新政党と連立するか、だろうと思います。どんな組み合わせの政権になろうと、靖国参拝はもうしないでしょう。社民党は、今度こそもうダメだと思います。「権力も欲しい、人気もほしい、筋も通したい」と正に”女性らしさ”を出しすぎ、男性からも女性からも嫌われてしまった感じです。日本共産党は、ちょっとばかり議席を増やしても、政権には決して入れないし、入らないでしょう。日本共産党というのは野党だからこそ存続できる政党なのですから。

2大政党制の故郷のイギリスでも、もはや2大政党ではなくなったのですから、日本の政局などもっと混乱、迷走することでしょう。もっとも政局の不安定は国の不安定に直結しません。大部分の日本国民は、将来に不安で財布の紐を引き締めつつも、昨日と同じ平穏な日々を過ごしていくでしょう。そもそも日本人は政治家などあてにしておらず、日本は東大出の優秀な官僚がちゃんと管理していると信じています。そして、日本の官僚を抑えているのはアメリカですから、中国とアメリカの関係が安定していれば、中国と日本の関係も基本的には安定するだろうと、私は思います。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月7日

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