日本の菅直人・民主党新代表の伸子夫人は4日、菅氏の首相当選を受けてテレビ朝日の番組に電話出演し、「ファーストレディー」と呼ばれることについて「もともと米国のもので、日本には合わないといつも思っています」と述べ、辞退した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
伸子夫人は「妻としてできる限りのことはしますが、いままであった自由もできるだけ残してほしい」と述べた。
伸子夫人はほとんど表舞台に顔を出さないが、AFP通信によると、主婦でありながら選挙演説に長けており、日本の政界ではヒラリー・クリントン米国務長官になぞらえる声も上がる。
報道によると伸子夫人は率直に物事を言う性格で、よく公の場で菅氏に「家庭内野党」と形容される。伸子夫人自身も菅氏と度々喧嘩することを認め、これが国会での菅氏の激しい演説の一因になっているかもしれないとしている。
「人民網日本語版」2010年6月8日