揚州市政府は29日、北京の釣魚台賓館で記者会見を行い、「日本奈良市の東大寺木造鑑真和上坐像が11月下旬、中国の揚州へ里帰りする」と発表した。今年の11月26日―12月7日、鑑真和上坐像は揚州市の鑑真図書館で一般公開される予定だ。
王玉新副市長 |
許金平副会長 |
山田重夫公使 |
揚州市の王玉新副市長、中日友好協会の許金平副会長、日本中国駐在大使館の山田重夫公使は記者会見で挨拶し、「鑑真和上坐像 里帰り」について、詳しく説明し、里帰りの成功に祝福を送った。
鑑真和上は、度重なる困難を克服して、日本に渡り、中国の文化と中国人の友情を日本に伝えた。活動の主催者はこのような「鑑真精神」を大きく発揚して、中日友好を推進することを希望している。
2010年は奈良唐招提寺の鑑真坐像里帰りの30周年でもあり、日本平城京遷都の1300周年にもなっている。5月23日、揚州市と奈良市は正式に姉妹都市を締結した。揚州市政府と奈良市政府の協力合意によって、東大寺の鑑真和上坐像が今年の11月、中国(揚州市)へ里帰りすることになった。
今回の「鑑真和上坐像 中国揚州へ里帰り」は、中国人民対外友好協会、中日友好協会、日中友好協会、日本奈良県政府、揚州市人民政府によって主催され、中華宗教文化交流協会、中国仏教協会、江蘇省人民政府対外友好協会、江蘇省仏教協会、揚州鑑真図書館の協力で開催されるものだ。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年6月30日