文・写真=沈暁寧
今年11月26日から12月7日まで、日本の奈良東大寺の500年余りの歴史を持つ鑑真和上坐像が、中国江蘇省揚州市において展示される。
6月29日、「鑑真和上坐像 帰郷揚州および第一回中日仏教芸術祭記者会見」が北京で開催された。
今回の展覧は、唐代の建築の風格のある揚州市鑑真図書館で挙行され、参観者は無料で鑑真和上坐像と対面することができる。展覧期間には、また「第一回中日仏教芸術祭大型イベント」「鑑真坐像を迎えての法会および除幕式」「鑑真(桜の花)大道」発起イベント、海外の友人たちからの寄贈式、「第二回“鑑真精神”フォーラム」、中国揚州において最初の「“鑑真杯”国際書画逸品展開幕式」、「仏教芸術展開幕式」などの多くのイベントが行われ、中日両国の友好交流に大きな貢献を果した唐代の高僧を記念する。
これは1980年4月における、奈良東大寺の乾漆鑑真和上坐像の日本からの「帰郷」に続く国宝級の鑑真和上坐像と揚州の人々との対面である。
王玉新・揚州市政府副市長
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記者会見には、王玉新・揚州市政府副市長、許金平・中日友好協会副会長および山田重夫・駐中国大使館公使が出席し祝辞を述べた。
今回の活動は、中国人民対外友好協会、中日友好協会、日中友好協会、日本奈良県政府および揚州市政府の連合主催である。これに先立ち、北京で開催されたこのイベントについての記者会見には、王玉新・揚州市政府副市長、許金平・中日友好協会副会長および山田重夫・駐中国大使館公使が出席し、この活動を契機とし鑑真大師の文化と友情を橋渡しした不撓不屈の精神をひろめ、中日両国の人民の友好的な往来を促し、中日両国の友好関係の長く安定した建国的な発展を推し進めたい、と希望した。
「人民中国インターネット版」 2010年7月2日