矢野浩二さん「精神力が日本サッカーに最も大切」

japanese.china.org.cn  |  2010-07-02

矢野浩二さん「精神力が日本サッカーに最も大切」。

タグ:矢野浩二 中国 日本人俳優 精神力 日本サッカー W杯 日本代表 岡田監督

発信時間:2010-07-02 15:38:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場した日本代表が1日、関西国際空港着の航空機で帰国した。多くのサポーターの大歓声で迎えられたが、選手たちの心にはまだ残念な気持ちがあるだろう。今回の日本代表の奮闘ぶりを異国でも注目し続けた日本人がいる。中国で活躍する日本人俳優・矢野浩二さんは「チャイナネット」のインタビューに応じ、「自分も異国で奮闘しているが、日本の選手たちが南アフリカで頑張っている姿を見て感動した」と語る。

ーー演技活動で色々と忙しいと思いますが、試合は見られるのでしょうか。

一週間前から浙江省横店でテレビドラマ『香草美人』のロケが始まりましたが、ロケ期間中でも機会さえあればW杯の試合を見ています。

今回、日本チームは気持ちの上で勝っていました。一戦一戦でチームが段々まとまってきたような感じです。最初のカメルーンとの対戦は、チームには不安があったと思います。第1戦ですし、W杯のアジア予選でも1勝もできなかったですから。カメルーン戦に勝ったときから、気持ちががらっと変わり、2戦目以降いい方向に向かったのではないかと思います。カメルーン戦で勝って気分が乗り、チーム全体にいいリズムが作れたと言えます。

ーー記者会見で岡田監督は「予定より早い帰国となって残念。できればもう1試合させてあげたかった」と言いましたが、日本代表をどう評価していますか。

岡田監督の言うことは本音ですね。皆もう1試合見たかったです。日本のサポーターもそう思っていたと思います。

ベスト4は岡田監督の目標でした。ベスト8さえ入るのは野望というものがありますが、アジア全体のサッカーの発展を証明する意味でも、ベスト4、ベスト8になることを、岡田監督や韓国チームは目指していたと思います。だから、そういう意味では実現できなくて残念ですけど、ヨーロッパのサポーターの「アジアのチームの力を認める。ヨーロッパも油断はできない」というようなインタビューをテレビで見ました。アジアの力がどんどん伸びていき、日本にしろ、中国にしろ、韓国にしろ、いつかベスト4、ベスト8に入るのを期待しています。その日が早く来ることを願っています。

ーー日本は「アジアのブラジル」と呼ばれています。1988年に日本サッカーリーグ(JSL)が発足されてから、日本サッカーはほんの約20年でアジアの二流から世界二流に躍り出たのですが、その理由は何だと思いますか。

僕はプロではないのですが、日本サッカーがここまで来たのは、技術とかは別として、チームの精神が最も大切ではないかと思います。日本選手の多くはブラジルに行ったことがあり、日本チームもブラジルの選手を取り入れたことがありますが、それによって根本的な転換を実現することはできません。日本サッカーが発展と進歩を遂げたのは、皆の決意と、突破しようとする欲望によるものです。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月2日

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