北京にある日本大使官邸では15日、外務大臣表彰式が行われ、団体では北京日本人会婦人委員会、個人では天津市視覚障害者日本語研修学校の青木陽子理事長が受賞した。
乾杯する北京日本人会婦人委員会の福西律子さん、青木陽子さんと宮本大使
記念写真
外務大臣表彰は、日本と外国の友好関係親善関係の増進に多大な貢献をした人の中で、特に顕著な功績があった団体や個人の功績を称え、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層に願うことを目的に表彰が行われている。
在中国日本国大使館の宮本雄二大使は、北京日本人会婦人委員会の受賞理由について、「この団体は、1989年に北京日本人会が発足する前から、北京駐在の女性組織として存在していた。この20年はボランティア精神を発揮し、バザーによる収益を自閉症の子供たちの教育機関に寄付して、敬老院の定期的な慰問や貧困地区の児童の支援など、女性の視点から力の及ぶ範囲で社会貢献に携わっている。中国社会に貢献し、両国の友好を深めるために多くの成果を収めており、日中関係の全体の発展に大きく貢献した」と説明した。
また青木陽子理事長については、「身体障害者の就学や就業に制限がある中国で、中国人身体障害者に日本語を教えて日本への留学の道を開拓し、日本での鍼灸や社会福祉事業を勉強させ、その能力の開発や職業範囲の拡大に大きく貢献した」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月16日