日本は中国人に「ダブルスタンダード」を設定

日本は中国人に「ダブルスタンダード」を設定。 ここには二つの「日本」が存在する。一つは裕福な中国人買い物客に対するものと、もう一つは技能レベルの低い中国人労働者に対するものである…

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発信時間: 2010-07-21 15:49:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ここには二つの「日本」が存在する。一つは裕福な中国人買い物客に対するものと、もう一つは技能レベルの低い中国人労働者に対するものである。

多くの日本人は努めて社会的平等の雰囲気を作り出そうとしている。ポルシェを運転する人は善意からその車を隠しておこうとするし、財産のある人の住宅は往々にして見かけのよいものではない。高級百貨店では「エレベータガール」もきちんとして礼にかなった待遇を受ける。

但し、日本の隣の新たな富者-中国に対する対応はこのようではない。今月発生した二件の事件は日本政府の中国人に対する「ダブルスタンダード」を暴露した。

日本は7月1日から中国の富裕層旅行客に対するビザ発給要件を緩和した。新たな規則は中国人がいくらの預貯金があればビザを申請できるか明確にはしていない。ただクレジットカードのゴールドカードを持っており、安定した収入がある、或いは公務員であればいつでも日本を訪問し、思う存分買い物ができる。

しかし日本の工場で働く中国の若年層には、このようなVIP待遇は与えられない。共同通信社7月5日の報道によると、日本政府の援助下のこの研修生制度で来日している外国人のうち、昨年は27人が死亡しており、そのうち21人が中国からである。この制度は発展途上国を対象としたもので、過去4年間の毎年の平均適用者は9.4万人であり、このうち大多数は中国人である。

この27人中9人が心臓病や大脳の病気で死亡しており、4人が職場で死亡、3人が自殺、他は死因不明である。数日前当局が明らかにしたところによると、2008年に残業時間が100時間にも達していた31歳の中国人研修生は「過労死」であり、当初報道されていたように心臓病によるものではなかった。

日本政府の5つの部門から成る日本国際訓練協力組織は、この類の死亡事件に就いて討議する事を拒否した。日本の非政府組織、外国人研修生問題弁護士連絡会の安孫子理良(あびこりら)氏によると多くの外国籍労働者が少ない報酬のために残業-雇用者の勧めの下に-をして、疲れて死んでいると言える。更に安孫子氏は、心臓病とその他のストレスと関係した病気を病む年齢が20代から30代の外国籍労働者の比率は、同年齢の日本人の倍近くであると言い、「日本はアジアでは富裕な国だが、この制度は中国の貧しい人々を奴隷同様に搾取する制度だ」と話した。

日本の人口が減少している事が上記の2つの現象の原因である。国内の消費の減少に伴って日本は豊かな中国の観光客の助けで経済を盛り上げようとしており、技能レベルの低い中国人労働者は工場の人手不足を補うのだ。訪日する中国人観光客と労働者の人数はいずれも増加を続けている。

実際のところ日本の人口構成に問題のある状況が続くに伴い、隣の中国の存在は有用なものになってきている。現状では日本の良いところを語るとき、多くの中国人が日本製品が好きだからと答える。この一点だけでは久しく変わらぬ密接な関係を築く事は出来ないだろう。(英国「エコノミスト」サイトより)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月21日

日本は中国人に対して「ダブルスタンダード」を

 

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