95歳になる安田彦三郎さんはタブレット型端末のユーザの1人になろうとiPadの購入を予定している。安田さんは「人はね、いつでも新しいものにチャレンジしていないと、すぐに時代に遅れちゃうんだよ」という。安田さんのiPad購入の動機は純粋に電子書籍を見たいから、というもの。すべての書籍が一つのコンテンツから利用できるため、今まで読む機会が無かった名作にも出会えるかも知れない、と期待に胸をふくらませている。
78歳になる北村基郎さんはiPadを2歳になる孫とのコミュニケーションのツールとして使っている。北村さんの孫はiPadを使ってゲームをするのがお気に入りだそうだ。北村さんはプロ野球の速報をチェックしたり、旅行の時に撮った写真を友人に電子メールで送ったりしてiPadを使いこなしている。北村さんは「iPadはボケ防止になると思う。新しいことにチャレンジすることは、とてもアタマを使うからね」と述べている。
アップル社のiPadがここまで人気商品となったことにより、ライバル社も競ってこの市場シェアを奪おうとしている。カナダの携帯電話メーカーリサーチ・イン・モーション(RIM)社は、BlackBerryシリーズのタブレット型端末を今年11月に発表する見込みである。米ヒューレット・パッカード(HP)社、韓国LGエレクトロニクス社も、タブレット型端末の開発を急いでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年8月9日