絵画の創作活動を始めたきっかけは?
創作活動を始めたのはここ最近です。転機は結婚でした。
妻も当時、留学生として北京に来ていて、留学中に出会いました。その後私は日本に帰国したこともありましたが、遠距離恋愛の末、知り合って8年越しで結婚しました。04年に結婚してからはずっと北京にいます。
本格的に絵を描き始めたのは07年からです。父親が画家でして、私ももともとパソコンで絵を描いたりはしてたんですけど。たまたま北京でボックスギャラリーを開くという友人がいたので、「描いてみたら」と言われて、それで始めたんです。
結婚後、北京に住むことを選ばれたのはなぜですか?
北京で知り合ったから。あとは、首都だから、海外に行くのに便利ですし。北京は他の地域に比べて、のんびりしていていいですね。
画家としての生活は、サラリーマン時代と比べてどう違いますか?
仕事を仕事とは思わないですね。知らない間に作品ができちゃってる。特に難しく考えるとアイデアが出てこない。家事や片づけなんかをしているときにアイデアが出てきて、それをすぐに描いて、、その積み重ねで作ってる。わざわざ机に向かうってことはありませんね。絵のテーマは、人をモチーフにしたり、思いついたものをそのまま絵にしたり。基本的に私の日常は専業主夫なんで。(笑)
専業主「夫」ですか。料理などもMUBUNGさんが負担されているのですか?
しないとクビになりますから。主婦はみんなやっているので、あたりまえです。できて当然。主夫だからね、男性がよく家で全く家事を手伝わなくて、「もうちょっと何かやってくれればいいのに」って思うこと、あるでしょう。そういう気持ちはよくわかります。妻は働いていますので、日中家には居ない。家事は昼までには終わるし、とくにやることがなくて。やることないから絵を描いてる(笑)だから、私は他の芸術家に比べると のん気ですよね。(つづく)
「人民網日本語版」2010年8月4日