成都パンダ繁殖研究基地は11日、日本に貸し出しているパンダ「良浜(らうひん)」が11日、日本・和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で雄と雌の双子のパンダを出産したと伝えた。これは同基地のパンダが今年に入ってから生んだ2組目の雄と雌の双子のパンダだ。
パンダ「良浜」は日本に貸し出されているパンダ「梅梅」の子供で、2000年9月6日に誕生。これまでに2回の出産で4頭のパンダを生んでおり、現在4頭とも生存している。
「良浜」は今年3月28日、日中の科学研究者の共同の努力の下で、同じく日本に貸し出されている「永明」との自然交配に成功した。130日余りの妊娠期間を経て8月11日早朝6時40分にまず体重158グラムの雄を出産。8時3分には体重123グラムの雌を出産した。
「良浜」親子は日中双方の科学研究者の細かなケアを受けて、現在健康状態は良好だ。
1994年に中日両国がパンダの国際的科学研究・繁殖を開始して以来、7回の出産で12頭のパンダが生まれ、11頭が生存している。これは中国が国外と協力して行っている科学研究・繁殖では最高の業績で、中国が国外で繁殖しているパンダのうち最大のグループとなっている。国際的なパンダ繁殖に関する協定に基づき、既に4頭のパンダが日本から成都に帰国している。(編集YH)
「人民網日本語版」2010年8月12日