「魁拔」の国際基準と中国的要素
北京青青樹動漫科技有限公司の広報を担当する王玲玲氏によると、「魁拔」は最初から、国際市場をねらっているという。画面や音声、ストーリー、背景の設定などはいずれも国際レベルに達している。青青樹はいつもこう述べている。世界のどの現代業種にしても、業界内の基準はたった一つで、それは国際的基準だ。その基準は業者にとって合格ラインのようなもの。それと同時に、「魁拔」には中国的要素が入っている。主人公の蛮吉は英語の「Monkey(猿)」と発音が似ており、中国古典の「西遊記」の孫悟空を彷彿させる。ストーリーはまったくオリジナルのもので、「西遊記」とは大きく異なる。
アフレコを楽しむ大学生たち
中国アニメには子供向けのものが多いため、アフレコやコスプレを行うのは珍しいが、「魁拔」のPRイベントでは、ポスターや予告編が公開されたほか、アフレコや主人公の蛮吉と鏡仙のコスプレショーも行われた。
この中国初となる幻想的な熱血系アニメ映画「魁拔」は、2011年夏に世界各地で公開されるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月17日