上海市人民対外友好協会、上海市孫中山・宋慶齢文物(文化財)管理委員会、上海孫中山故居(旧居)記念館が共同で主催する「中国画でみる孫文(孫中山)の生涯?絵画史料展」がこのほど、熊本県荒尾市と兵庫県神戸市で開催され、好評を博した。
孫文と日本との関わりは極めて深い。孫文生誕144周年に際し、上海孫中山故居記念館が所蔵する孫文の生涯を描いた60枚の中国画が、荒尾市と神戸市で展示され、両地の市民から熱烈な歓迎を受けた。今回の絵画展の運営を担当した荒尾市は、市総合文化センターで盛大かつ厳かな展覧会開幕式を開催、中国駐福岡総領事館の武樹民総領事、熊本県の蒲島郁夫知事、日中友好協会の野田毅会長らが開幕式に出席した。
上海孫中山故居記念館によると、わずか2日間の会期中に、2千人以上の荒尾市民が展覧会に足を運んだという。現地メディアは、今回の展覧会によって、孫文と日本国民の友情がさらに深められ、中日両国の文化交流や民間交流の促進に極めて重要な意義があったと報じた。24日、展覧会の会場は荒尾市から神戸市の孫文記念館(移情閣)に移った。神戸では1カ月にわたり展示が続けられる。
「人民網日本語版」2010年11月26日