1987年のソウルアジア大会の地区予選で中国チームと実際に戦ったことのある原博実チームリーダーの、ここ何年かの中日サッカーの浮き沈みに対しての見解はより信憑性があった。「若者の力を甘く見てはいけない。日本にはサッカーが好きな子どもが多く、彼らを育てる環境も十分に整っている。彼らが練習を積み重ねれば、どんどん伸びていくだろう。一方、私の知る限りでは、中国でサッカーをやる子どもはまだまだ少なすぎる。しかも、彼らをバックアップする体制が十分だとは言えない。」
原博実チームリーダーによると、日本には、サッカー選手を育てるのに理想的な環境が整っている。中学、高校、そして大学に至るまでリーグ戦が盛んに行なわれている。日本全国高校サッカー選手権大会などは既に88回も開催されている。原チームリーダーは「私たちはずっとこのやり方でやってきた。これこそ、近年、日本サッカーの実力が大きく前進した要因である。もし中国でもサッカー好きの子どもがもっと増えれば、日本よりも格段に飛躍するだろう」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月28日