日本電子産業がグレードアップ 中国はどうする?

日本電子産業がグレードアップ 中国はどうする?。 今日まで走り続けてきた日本の電子企業に今、新たな淘汰時が到来しようとしている。パナソニックがサンヨーを子会社化する事は本質的には、日本の電子企業が発展戦略の転換を行っている事を浮き彫りにしている…

タグ: パナソニック SANYO 電子製品 消費

発信時間: 2010-12-16 14:10:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

数日前のメディアの報道によると、パナソニック(松下電器)は2012年に「SANYO」ブランドを全面的に子会社化すると発表した。今日まで走り続けてきた日本の電子企業に今、新たな淘汰時が到来しようとしている。パナソニックがサンヨーを子会社化する事は本質的には、日本の電子企業が発展戦略の転換を行っている事を浮き彫りにしている。そして同時に、消費者の人気を得られず、市場に見放された当然の結果でもある。

長年、人々の手に触れる製品、つまりは末端製品こそが世界中の電子企業が競争の対象としてきたものだった。しかし、各産業分野における生産コストの差は益々広がり、企業競争における末端製品の重要度は二の次になり、要となる技術や部品やパーツの特許こそ、国際競争の戦いの場となったのだ。

競争の内容が様変わりするにつれ、世界の各産業分野の発展様式も自然と変化していく。今の日本の電子業界は正に枠組みを超えた連携構造を作っていく発展様式へと変化している。これこそパナソニックがサンヨーを子会社化した理由である。枠組みを超えた連携構造とは、産業分野における自然な境界線である消費電子分野が一体となり、要となる部品などの要素を通して産業全体をコントロールすることである。つまり、将来的には、日本の電子企業の末端製品ブランドは徐々に少なくなり、肝心な部品のコントロール能力の強化が必要となるだろう。この解釈から考えると、今後、日本の電子企業が世界の電子分野の中で担う役割はどうなるだろう。日本は世界の電子企業の中でも重要な部品をコントロールしており、末端製品を製造するための組み立て基地を世界に求めている。重要部品をモジュール化し、組立工程をライン化する生産方式を取ることによって日本は世界の電子業界をコントロールできるようになるだろう。

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