あと10日間で年明けです!今年最後の大詰め、張り切って突き進んでいきましょう!
今日は、天然資源の話題です。以前にも、僕もこちらのチャイナネットさんのブログエントリーで、関連の主張をしたことがありますが(アップルコース・パイナップルコース・アボカドコース:http://japanese.china.org.cn/jp/archive/nakagawa/2010-10/08/content_21078751.htm)(虎と狸の皮算用——アフリカとの外交について:http://japanese.china.org.cn/jp/archive/nakagawa/2010-10/15/content_21134708.htm)、国際的に天然資源の国家的な戦略利用化については有識者のみならず世界的に大きな注目が集まっています。
とりわけ、日本ではその意義が顕著な例でありまして、日本という天然資源が少ないにもかかわらず、相対的に極度に発展した産業を抱える国家においては、この天然資源の確保が重要なテーマとなります。逆の視点で言えば、日本以外の資源保有国は天然資源の戦略的利用化することによって、日本に大きな影響を与え易いということができます。これらの天然資源関連の話題では、たとえば、チャイナネットさんのこちらの記事『日本、中国周辺でレアアース調達を加速』(http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2010-12/17/content_21565330_3.htm)では、モンゴルやその他の資源保有国で、日本が国家的に(実態は商社コングロマリットを前衛部隊として)天然資源確保に躍起になっている状況があげられています。同時に、天然資源保有国と日本VS.中国というバーゲニングパワーでのバランスも分析されていますね。
さて今日のメインとなるテーマです。
つい先日、このような、天然資源、戦略資源化、バーゲニングパワーといったキーワードを根底から変えてしまうような画期的な技術についてのニュースが報道されました。生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見、とのことであります。 これは、僕は非常にショッキングな記事だなぁと受け取った次第です。
---------(以下抜粋引用)-------
・・・・・藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見した。チームは工業利用に向けて特許を申請している。将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報となりそうだ。茨城県で開かれた国際会議で14日に発表した。筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。海水や泥の中などにすむ「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類・・・・・・・
---------(抜粋引用ココまで)-------