在日本中国人作家:不思議な日本の隣人

在日本中国人作家:不思議な日本の隣人。 挨拶を交わすとき、隣人はいつもにこにこと愛想がよく、軽く会釈をしたり、笑いかけたりしてくれて、とても和やかな雰囲気だった。しかし、別の一面もあったのである…

タグ: 不思議 日本 隣人 近所 会釈 駐車 挨拶 警察

発信時間: 2010-12-27 14:10:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

資料写真:日本の民居

目の前に現れた2人の警察官は、黒皮の警察手帳を差し出した後、「あなたの家の前に違法駐車車両があるとの通報を受けました」と言った。

それを聞いてはっと気がつき、急いで謝った。「すみません。駐車場に停めるよう友人に言うのを忘れました。本当にすみません」。警察は、「あなたの家には駐車場はありますか」と言った。

「あります。庭の前の5番の駐車スペースは私の家のものです」。私は駐車スペースを指で指しながら、引き続き謝った。2人の警察官は駐車スペースの確認を終えると、今後はきちんと駐車場に車を停めるよう注意し、最後に、「近所から通報されるようなことはもうないように」と言って帰っていった。

警察が帰った後、私はにわかに思った。隣人と私はしょっちゅう挨拶を交わしていて、もう顔なじみだ。こんな些細なことについては、ドアを叩いて、「車をどかしてください」と言えばすむのではないだろうか。どうして警察にまで通報するのだろうか。

「この車が誰のものか分からなかったんじゃないのか」と友人は言ったが、「それなら聞きに来ればいいじゃないか。うちの前に停まっているのだから、ちょっと聞きに来れば分かることだ」と私は答えた。こんなことを友人に言ってもしょうがないことは分かっていたが。

次の日の朝、出かけようとすると、また隣人と顔を合わせた。私はいつもと同じように、「おはようございます。今日はいい天気ですね」と挨拶した。

彼は軽く会釈をし、微笑みながら「おはようございます」と言った。

その後、私たちはそれぞれの目的地へと向った。

(筆者=毛丹青)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月27日

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