横井裕公使⑤日本の2011年の対中政策は変らない

横井裕公使⑤日本の2011年の対中政策は変らない。 日本の対中政策はこれまでと変わりません。日中の戦略的互恵関係を堅持することが大変重要な政策です。これは両国の国民のみならず、地域全体の平和的安定にとって最も重要なことです。この政策に変わりはなく、今後もこの日中間の戦略的互恵関係を推進することに全力を尽くすべきです…

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発信時間: 2010-12-27 10:13:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

2010年は日中関係においては激動の一年だった。年の瀬を向かえた先日、『国際先駆導報』は駐中国日本大使館の横井裕特命全権公使にインタビューを行い、この一年の中日関係を振り返ってもらった。『国際先駆導報』が伝えた。

(1)2010年中日関係の特徴と変化

(2)釣魚島問題:長期的視野で打開策を探る

(3)日中米関係:中米間に日本の仲介は不要

(4)外交官人生:最大の幸せは中国改革開放と共に歩んだこと

(5)2011:戦略的互恵関係推進に全力を尽くす

Q:来年、日本の対中政策はどのように調整されますか?

A:日本の対中政策はこれまでと変わりません。日中の戦略的互恵関係を堅持することが大変重要な政策です。これは両国の国民のみならず、地域全体の平和的安定にとって最も重要なことです。この政策に変わりはなく、今後もこの日中間の戦略的互恵関係を推進することに全力を尽くすべきです。

Q:中日両国共通の利益はどこにあると思いますか?

A:日本人でも中国人でも同じで、それは個体の幸福感として反映されることです。幸福の中身は何か、それは平和な環境の中で物質的にも一定の満足感を得ながら平凡な人生を送ることです。

共にアジア太平洋地区に存在する日本と中国が互いの国民にこのような幸福感を享受させるには、安全な地区環境を構築する以外、他に道はありません。2012年には日中国交正常化から40周年を迎えます。この40年近い時間の中で両国の関係の正常化は成功を収めたといえます。そして両国は国交正常化40周年を迎えると同時に、両国の関係を更に促進するためのスタート地点に立つのです。来年一年の準備期間は非常に大切です。再来年が両国民にとってにぎやかで楽しいものとなるよう、どのように盛り上げていくか、中国の皆さんとともに話し合っていくつもりです。

Q:2011年の中日関係にどのような期待を寄せますか?

A:まずは文化的、経済的交流を継続的に強化していくことです。もっと多くの中国人に実際に日本を訪れて欲しいと思います。中国にいるときの日本に対する印象と、実際に行ってみた後の印象は大きく違うものです。喜ばしいことに、大多数の中国人観光客は日本を訪れた後で、日本に対する好感度が上がっています。これからも中国人の日本観光熱が続いていくことを期待しています。また、日本の環境技術をできるだけ多く中国に導入できればと考えています。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月27日

 

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