横井公使④最大幸福は改革開放と共に歩んだこと

横井公使④最大幸福は改革開放と共に歩んだこと。 私は1979年に外務省に入り、中国課に勤めていました。その期間中、3度ほど経済協力局でも仕事をしました。これにより、私は政治と経済の両面から日中関係を認識することができました…

タグ: 横井裕 公使 改革開放

発信時間: 2010-12-27 10:14:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

2010年は日中関係においては激動の一年だった。年の瀬を向かえた先日、『国際先駆導報』は駐中国日本大使館の横井裕特命全権公使にインタビューを行い、この一年の中日関係を振り返ってもらった。『国際先駆導報』が伝えた。

(1)2010年中日関係の特徴と変化

(2)釣魚島問題:長期的視野で打開策を探る

(3)日中米関係:中米間に日本の仲介は不要

(4)外交官人生:最大の幸せは中国改革開放と共に歩んだこと

Q:上海万博は両国国民の感情意識を深めました。ご自身の体験談を話していただけますか?

A:万博開幕直後から日本館は人気がありました。後で聞いた話ですが、閉幕式2週間前の10月15日、日本館に入るには6時間も並ばなければならない状態で、これは万博始まって以来の最長記録だったそうです。もうひとつ印象的だったのが「万博おばさん」が中国の大衆から愛され、新聞にも載ったことです。特に閉幕式での温家宝総理のスピーチでも触れられたことは、私たちにとって大変嬉しいことでした。

Q:上海で総領事をお勤めになったことは、今の北京での公使としてのお仕事にどのように役立っていますか?

A:外交官として、私は中国改革開放の全過程をこの目で実際に見ることができました。これは私の人生において最も幸せなことです。

私は1979年に外務省に入り、中国課に勤めていました。その期間中、3度ほど経済協力局でも仕事をしました。これにより、私は政治と経済の両面から日中関係を認識することができました。また、これまで北京に3度、上海の日本総領事館に1度派遣されました。私の外交官としての人生は、まさに中国の改革開放と共に歩んできたといえます。中国の人々が大変な苦労や奮闘を経て今の発展を実現されたことに対し、私は心から敬意を表します。この中で、日本が中国の改革開放と経済発展に対し、ODAによる経済建設支援政策等、国レベルの支援とサポートを行ってきたことについて、正しかったと思っています。

中国のこれまでの経済発展は量的に見れば成功と言えます。しかし今、中国は一つの曲がり角、つまり経済発展の量から質への転換、及び調和社会の構築という新しい課題に直面しています。このような状況下で、日本は再び中国に対し、環境分野での協力などの形で支援やサポートを行うことができます。日本でも今、高齢化や少子化など深刻な問題を抱えており、中国における一連の問題の解決に協力することが、逆に日本国内の発展を妨げるボトルネック解消につながることもあると思います。

(5)2011:戦略的互恵関係推進に全力を尽くす

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月27日

 

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