●通勤・通学
「高層マンションで、家は狭く、しかも道のりが遠い」という住宅状況から、日本人が通勤、通学にかける時間は確かに長い。東京首都圏のサラリーマンの通勤時間は平均で約1時間半以上だ。朝のラッシュ時の込み具合は有名である。通勤時間が朝の7時から9時に集中しているため、どの交通機関にもこの時間帯には大勢の人が押し寄せる。日本人は秩序やマナーを重んじるとは言っても、朝の地下鉄の押すな押すなの混雑具合は実に耐え難い。
全体を通して見ると、日本人の労働時間と主婦が家事に費やす時間は少しずつ減少しているようだ。その一方で、読書や娯楽などの余暇を過ごす時間は増加傾向にある。日本のテレビ局NHKの2000年の生活時間調査によると、日本人の自由時間は大幅に増加している。1日の自由時間の平均は4時間、睡眠時間は減少し平均7時間、テレビを見る時間は平均3時間だった。週休2日制が当たり前になり、家事もどんどん簡単にできるようになって、現代の人々はより自由な時間を持てるようになったのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年12月31日