日本の菅直人首相の妻の伸子夫人は12日、自分は励ます言葉で夫を前進させる妻ではなく、叱咤する方だと述べた。伸子夫人はまた、生まれ変わったらもう一度菅首相と結婚することはないとも発言した。外国メディアが伝えた。
今年65歳の伸子夫人は率直な物言いで知られ、政治に高い関心を持ち、夫に直言することで有名だ。菅首相も一貫して「恐妻家」として知られている。伸子夫人は、自分は励ます言葉で夫を前進させる妻ではなく、叱咤する方だと述べているが、夫に対して厳しすぎると感じた時は適度に言葉を和らげるとしている。
伸子夫人によると、菅首相は国会も嫌だが、妻とけんかするよりはましかもしれないと言ったことがあると明らかにした。菅首相はかつて、夫人のことを「家庭の反対派」と称したことがある。
伸子夫人は昨年「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの」という書籍を出版し、その中で夫の欠点を次々と挙げている。家事をしない、かんしゃく持ち、皆の前で年長者を怒鳴りつける、初めての施政方針演説の際の失敗、等だ。
妻の書籍出版に対して、菅首相はメディアに対して、恐ろしいので読まないと発言している。
伸子夫人はまた、もし生まれ変わったら、再び菅首相と結婚することはないと発言した。前と同じことをしてもおもしろくない、として、完全に違った生活をしたいと発言している。
菅首相は経済や外交事務の面でメディアや大衆、野党からの批判にさらされ、支持率が30%以下に落ち込んでいることについて、伸子夫人は夫に対して、物事が悪い方向へ進むのにも限度がある、「支持率にマイナスはないんでしょ」と言って励ましたと明かにした。
伸子夫人は、夫は支持率の低迷や「いじめのような」言論だけが理由で首相の任務を離れることはないと発言している。
菅首相夫妻は結婚して40年以上になり、2人の子供がいる。
「人民網日本語版」2011年1月13日