英デイリー・メール紙は18日、日本の研究者が5年以内にクローン技術で生きたマンモスを復活させる計画を発表したと伝えた。
マンモスは氷河期に存在していた動物で、すでに5千年以上前に絶滅している。日本の研究者はロシアの研究所に保管されているマンモスの骨から正常なDNA細胞を取り出し、その細胞を核を抜いた象の卵子に入れて、人工的に生長・分裂させ、マンモスの遺伝子を持つクローン胚を作製。それを雌象の子宮に移し、約600日の妊娠期間の後、赤ちゃんマンモスを誕生させる計画だという。
研究グループの責任者である入谷明教授は、代理母として象を選んだ理由を、象は近代の動物の中でマンモスとの関係が最も近い動物であるためだと説明。研究と操作のすべての過程で細心の注意が必要となる。クローンマンモスが無事誕生すれば、その遺伝子や生態の特徴を調べ、マンモスが絶滅した理由を探るという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月18日