ポイント2
中国と日本の経済にはどのくらいの差があるか
国家統計局の馬健堂局長は、今年年始の記者会見で中国のGDPが日本を追い越したことについて、冷静に事実を受け止めるべきであると呼びかけた。「世界各国の1人当たりのGDPを見ると、中国は100位以下である。この現実を慎重に、かつ客観的に受け止めなければいけない」と述べた。
「日本は経済、教育など様々な分野において、学ぶべき点がたくさんある」と光華管理学院の蔡洪濱院長は言う。日本は国民全てに平等な教育を受けさせることをとても重視している。法律でも、全国の学校の設備や教師の質について定めており、東京都心にある小学校の子ども1人当たりにかかる経費は、地方にある小学校の2倍以上になっていけない。他にも、1人の教師は同じ学校に5年以上在任してはいけない決まりで、教師の質が全国で均等になることを目指し、学校のレベルの差をなくしている。また、学校側は教育をする上で、特に子どもたちの平等性を重視している。子どもたちは家の貧富の差に関係なく、均等にこのような教育体制の下で教育を受けることができ、自らの努力次第で人生を変えることが出来る。
中粮集団の寧高寧社長は「一部の国では、中国人は『見境無くお金を使う』や『お金のためなら手段を選ばない』というイメージがあるが、人々は生活や健康にプラスになることにお金を使っている。贅沢ばかりしているわけではない」と述べた。