ムーディーズ 日本国債の格付けを引き下げか?

ムーディーズ 日本国債の格付けを引き下げか?。

タグ: ムーディーズ 日本国債 格付け 引き下げ

発信時間: 2011-02-23 16:38:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 ムーディーズによると、日本には巨額の貯蓄資産があること、国債が主に日本国内で保有されていることから、財政問題はますます深刻化しているものの、中・短期間に日本国債市場が危機に陥る可能性はないという。だが長期的にはこのような圧力は拡大を続けるとみられる。ムーディーズは公告の中で、日本の巨大な経済規模と厚みのある金融市場が、すべての経済的動揺を吸収して、必要な資源の保障を提供した。だが日本の債務水準のとどまることを知らない上昇ぶりから、政府が行動を取って、ふたたび厳粛な財政ルールに従う道に戻らなくてはならないことがうかがえるとしている。

 日本は一晩の間に元の姿に戻ったかのようだ。金融危機の時期の日本の情況は、政権の頻繁な交代と「失われた10年」でほぼ言い尽くすことができる。数年が経過し、輸出に頼った経済牽引モデルは米ドルの下落に直面し、円高の打撃も受けて、日本は坂道を下り始め、経済規模は世界3位に後退した。

 鳩山由紀夫前総理の退陣後、新たに立った菅直人首相が経済や政治を変えると思われた。だが事実から明らかなように、新しいリーダーは日本経済の命運を好転させなかっただけでなく、多くの問題も新たに生み出した。どの政権のリーダーも経済面では大規模な資本注入ばかりに取り組み、財政の枯渇を招いたため、政府は債券を発行して資金調達せざるを得なくなった。これに加えて、厳しいインフレが起こり、、長期間の失業者は121万人に上り、高齢化の問題は深刻で、内需拡大は虚しい呼びかけとなった。経済構造には持続可能性がなく、日本経済は「失われた20年」に陥る可能性がある。
 「人民網日本語版」2011年2月23日

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