中国の家電大手、格蘭仕(Galanz)はこのほど、上海日立、東芝セミコンダクターとインバーターエアコン事業で提携することで合意した。 インバータエアコン市場への進出に向け、提携することを明らかにした。契約規模は5億元。格蘭仕は上海日立とコンプレッサー調達契約を、東芝セミコンダクター社とチップの調達契約をそれぞれ締結した。国内のインバーターエアコン分野では、近年最大の提携事業となる。南方網が伝えた。
格蘭仕集団空調産業グループの韓偉総裁は、「この協力を通じて、LEM、ODMをメインとした従来の生産モデルから、自主ブランドの販売、技術革新を主導とする発展モデルに転換していきたい」と強調。また、「銅やアルミなど原材料の価格上昇の影響で、エアコンの全体的な価格は今年、最大で15%上昇するだろう。ただし、急激に上昇するわけではなく、徐々に上昇していくと見られる」と述べた。
「人民網日本語版」2011年3月3日