記者は連日、多くの被災者が日ごろの防災訓練から学んだ知識を頼りに、お互いに助け合いながら苦しい生活を送っているのを目にしてきた。大規模な救援隊はほとんど目にしなかった。多くが甚大な被害を受けたが、沿海部の中心的な町や村を通る道路は何も問題がない。各被災地で救援隊員の姿をあまり見かけないのは、交通が困難だからでないのは確かだ。韓国の朝鮮日報は先ごろ、日本の大規模災害への対応は韓国と異なると指摘。韓国では災害が発生した場合、多くの軍人や公務員を動員して救援活動に参加させるほか、全国のボランティアも被災地に入る。日本はそれと異なり、主要な救援現場で目にする自衛隊員やボランティアはかなり少ないという。
多くの国では大規模な自然災害が起きると、軍人が救援の主力となる。日本政府は早くに多くの自衛隊員を派遣して救援活動に全力を尽くすと発表した。だが、防衛省公式サイトが日々公表する自衛隊救援活動の状況を見ると、その成果はたいしたことはなく、被災規模に合わせて「800人分の食事を作る」、これが自衛隊救援の「重要な成果」とされているようだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月30日