山口組長の出所に見る日本やくざ社会の2面性

山口組長の出所に見る日本やくざ社会の2面性。 65歳の山口組の篠田健市組長が先ごろ、東京・府中刑務所を出所。篠田組長が特別な服装をしていなければ、一般の人は高い地位の政治家が視察に来たと思っただろう・・・

タグ: 山口組 ヤクザ 篠田健市 政治家 暴力団

発信時間: 2011-04-15 15:08:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

地震、真っ先に「お粥施す」

奇異なことがある。95年の阪神大震災の際、最初にお粥を提供したのは神戸に本部がある山口組だった。民衆が最も困難な時に、山口組は救済の手を差し伸べた。だが、これを利用して組織を拡大しようといった意図はなく、単にお粥を提供するためだった。

総じて組織の形態上、組員というものはどの地位にあれ私腹を肥やすものだが、民衆が被災し、とくに国がまだ行動を起こさず、民衆の動揺が定まらない中、山口組は最初に救済に乗り出した。ほかの国の暴力団組織とは非常に大きいな違いある。

日本には暴力団を描いた映画、ドラマが数多くある。比較的有名な映画は「極道の妻」や「続・極道の妻」「マルサの女」など。なかでも暴力団を正面から批判した作品は少なく、「ゴッドファーザー」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のように、暴力団に対し批判的かつ猟奇的な姿勢を取っているが、社会への説明の深さでは米国にはるかに及ばない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月15日

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