青木正一氏
ストリートスナップ誌『FRUiTS』
1980年代、青木正一氏はロンドンの若者たちのストリートファッションをカメラに収め、雑誌にして日本で発行していた。1990年代、原宿を中心とする東京のストリートファッションが勢いづき、彼は身の回りの若者たちを被写体とするようになった。青木氏は日本のストリートファッションを全世界に広めるとともに、今では広く使われるようになったストリートスナップのスタイルを確立した。ストリートスナップサイトが氾濫する今でも、彼の3冊のストリートスナップ雑誌は毎月出版され、スポンサー広告に頼ることなく売り上げを伸ばしている。
海外からの旅行者が東京、特に原宿一帯に来ると、必ず何人かの奇妙な格好をした人々をカメラに収めていく。もし、そういう人に出会えなければ、『FRUiTS』最新号を買いに行けばよい。本誌は13年の歴史を持ち、欧米諸国でも売られている日本のストリートスナップ雑誌の代表格で、東京土産と同じくらい外せないものなのだ。
彼を支える女性撮影スタッフ