衰える原宿ファッションのパワー
―日本ストリートスナップ先駆者を直撃取材

衰える原宿ファッションのパワー
―日本ストリートスナップ先駆者を直撃取材。 1980年代、青木正一氏はロンドンの若者たちのストリートファッションをカメラに収め、雑誌にして日本で発行していた。1990年代、原宿を中心とする東京のストリートファッションが勢いづき、彼は身の回りの若者たちを被写体とするようになった…

タグ: 日本 ストリートスナップ 先駆者 原宿 ファッション FRUiTS  青木正一

発信時間: 2011-04-20 15:08:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

『FRUiTS』に登場した原宿のファッションリーダーたち

「1980年代のロンドンといえば、街の若者たちはみんな貧しいがおしゃれと言うイメージだった。金はないが、古着屋に行って服を探す。そのコーディネートも実に面白いものだった。」青木氏はこう振り返る。それに比べ、当時の日本人のファッションは単一で保守的、そしてストリートファッションを専門に扱う刊行物もなかった。

「ロンドンのファッションスタイルを日本に伝えれば、変化をもたらすことができる。僕自身も、こういう『ストリートアート』を永久に残していきたいと考えていた。」そして1985年、青木氏は『STREET』を設立、1冊の薄い雑誌の中身は、全て彼自身が撮影したロンドンストリートスタイルの人たちだった。これが日本でも人気を集め、1期で数万冊の売り上げとなった。

ここ数年、彼は海外メディアの取材を受ける度に、原宿ファッションのパワーは衰えを見せていると嘆く。しかし、日本経済がファッション業界にも影を落とし、彼の作業場付近の店も閉店が続く中にあって、彼はこう言う。「原宿の町には10年前ほどの勢いはなくなったが、若者全体のファッションセンスはレベルアップしている。」

また、「僕は、できるだけ傍観者であり、記録者であり続けるようにしている。」とも語った。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月20日

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