衰える原宿ファッションのパワー
―日本ストリートスナップ先駆者を直撃取材

衰える原宿ファッションのパワー
―日本ストリートスナップ先駆者を直撃取材。 1980年代、青木正一氏はロンドンの若者たちのストリートファッションをカメラに収め、雑誌にして日本で発行していた。1990年代、原宿を中心とする東京のストリートファッションが勢いづき、彼は身の回りの若者たちを被写体とするようになった…

タグ: 日本 ストリートスナップ 先駆者 原宿 ファッション FRUiTS  青木正一

発信時間: 2011-04-20 15:08:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

彼を支える女性撮影スタッフ

『FRUiTS』に登場した原宿のファッションリーダーたち

彼の仕事場は、原宿の静かな通り沿い、表参道ヒルズから5分ほどのところにある。戸建てのデザイン感あふれる建物の中で、1階が洋品店、2階が彼の作業場所となっている。

55歳の青木氏は、いたって平凡な顔立ちで、50㎡ほどの作業部屋はたくさんのパソコンと大きな会議テーブル、そして積み上げられた箱いっぱいの雑誌であふれている。パソコンのデスクトップにもたくさんのアイコンが並んでおり、ストリートスナップの巨匠と言うよりは、忙しすぎて目が回りそうな平面デザイナーのようだ。

現在、彼が手がける月刊誌は、国際的知名度を誇る女性用ストリートスナップ誌『FRUiTS』のほかに、男性用ストリートスナップ誌『TUNE』と欧米ストリートスナップ雑誌『STREET』の3冊。編集スタッフは彼を入れて4人いる。

今では、彼自身が直接撮影に出向くことはほとんどなく、主に編集総括を行っている。撮影は主に3人の女性スタッフが行っている。彼女たちの年齢は25歳前後で、専門はファッション関係だが、撮影に関してはプロではない。

「Nina、Gurigo、Tomoyoはみんな『FRUiTS』に載ったことがあるよ。」青木氏によれば、彼のスタッフは流動的で、みんなストリートスナップの被写体タイプだったという。女性スタッフで、しかも被写体経験者であれば、初対面でも撮影させてもらいやすくなる。彼女たちが、青木氏と被写体となる若者たちとの間のジェネレーションギャップを埋める役割を果たしているのだ。

街いっぱいの「フレッシュフルーツ」

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