東日本大震災後の日本の状況が徐々に落ち着きを取り戻し、中国に一時帰国していた在日中国人もだんだんと日本に戻り始めた。光明日報が報じた。
山東省煙台空港出入国検査場の担当者によると、日本向けフライトはほぼ正常運航に戻り、中国から日本にもどる在日中国人・中国人留学生の数が増加しているという。同検査場は、これらの旅客に簡便なサービスを提供する目的で、日本路線を運航している航空会社に連絡を取って旅客の情報を入手し、必要に応じて救急薬品を取り揃えるなど「備えあれば憂いなし」体制完備に務めている。また、3本の「日本向け旅客用特別レーン」と老人・病人・身障者・妊婦など特別なケアを必要とする旅客のための「グリーンレーン」を設け、出入国検査手続を優先的に行っている。さらに、税関や検疫局など各部門との協力を強化し、庶務の連携を密接に行い、流れが滞ることのない「ワンストップサービス」を旅客に提供している。これらの各措置は、在日中国人・中国人留学生の通関時間を大幅に短縮、心のこもった調和が取れた通関環境を作り出している。
「人民網日本語版」2011年4月29日