日本の震災復興は経済をけん引できるか

日本の震災復興は経済をけん引できるか。 東日本大震災から2カ月が過ぎ、放射能汚染の問題は徐々に落ち着き、日本の景気回復や世界への影響が注目されるようになっている。スタンダード・チャータード銀行アジア部門の関家明エコノミストは、「今回の震災復興は、阪神大震災のときのように日本経済を急速にけん引するとは限らない」との考えを示した…

タグ: 震災復興 日本 経済 牽引

発信時間: 2011-05-11 16:34:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

日本経済は主に輸出がけん引

関家明氏は次のように分析する。日本には需要不足や生産過剰の問題があり、主に輸出が経済をけん引している。地震後に破損した生産施設もあり、理論的に日本の生産・需給がアンバランスという状況を改善できるかもしれない。そのほか、破損が新しい需要を刺激するため、日本は震災復興を機に不況を脱するとも見られている。ところが、今回は天災の処理だけでなく、放射能漏れなどの人災も処理しなければならない。一般的に言って、人災による破壊は天災による破壊より深刻で、放射能漏れは今後の生活にさらに大きな影響を及ぼすと考えられるため、今回の震災復興が阪神大震災のときのように日本の不況からの脱出を助けるとも限らない。

アジアへの影響について、関家明氏は「震災後に世界の自動車、電子機器、化学工業の生産は部品の供給不足の影響を受けた。日本の貿易量と投資額はそれほど大きくないが、日本には重要部品があり、その影響力を甘く見ることはできないと気付かされた」と話す。

韓国が受益 影響がもっとも大きいのは台湾

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