日本と新興国、特に中国との戦略的経済協力関係を結んでいく能力と意欲は日本にとって最も重要だ。中国は日本の震災に対し、迅速な反応をした。海軍の医療船を派遣しようとしたほどだ。(日本側はこの中国の申し出を最終的に拒絶)中国が両国の関係をよりよくしようと明確なシグナルを発信していることは無視できない。
両国の相互信頼を固める道は平坦ではない。両国の投資、合併吸収に関し新出する問題も日本人に新しい反中国思想を喚起する。昨年9月、中国が日本に対しレアアース輸出禁止令を出したことは日本人の記憶に新しい。企業幹部も生産、研究拠点を中国に移すことを考える時、相当慎重だ。彼らは「中国」という言葉を避ける。ある幹部は自分の考えを広めないで欲しいといいながら、「本当に困っている人間は君が彼らを捨てると聞いたら、相当憤慨するよ。」
日中両国の指導者たちは勇気を奮い起こして、中日関係修復へ動き出すべきだ。両国関係をさらに緊密にすることで地域の安定が約束される。日本の新しい放射能安全対策やクリーンエネルギーを試用するに当たり、中国、全世界の切迫した要望に貢献することが可能だ。
歴史を紐解けば、日本の今回の中国への傾斜と太平洋戦争以降の復活、復興は似ている。あの時、日本とアメリカの経済関係で日本の経済復活新興は火花を散らすことになった。しかしこのアクションの成功は両国に政治的安定と相互信頼をもたらした。今、あの時と同じ火花が中国との間に起こるのは必須だろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月20日