チャイナネット記者の震災後の関西旅行記(上)

チャイナネット記者の震災後の関西旅行記(上)。 5月29日から6月5日、チャイナネットの張咏潔記者は、東日本大震災後日本を訪れた初めての中国人の大型観光団に参加し、天津から「燕京号」に乗って海を渡り、神戸港に上陸し、関西地方にやって来た。この旅を振り返り、記者が自らの言葉で日本での体験を綴った…

タグ: 観光団 関西 地震 梅雨 日本製品

発信時間: 2011-06-12 14:11:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

(2)「MADE IN JAPAN」を求めて

日本でのショッピングといえば、まず考えるのが、様々な電化製品とコスメ類、その次が、必ずMADE IN JAPANと表示された商品を買うこと、だ。何故なら、「MADE IN JAPAN」と書いてあるものだけが、正真正銘の日本製品なのだ。

関西でショッピングといえば、何といっても「心斎橋」である。長さ6、7kmの歩行者専用道路では、強い脚力と高い眼識の両方が求められる。地元の日本人からすれば、ここは「お得な買物スポット」といえるのだが、値段の駆け引きをしようと思っても、ここでは絶対にできない。ただ、外国人観光客がパスポートを持参して買物をすれば、一部の店では、免税の特典が受けられる。

昔から、「安ければ、安いなりの品」と言われるが、日本のショッピングでも、この理屈は同じである。目先の利益に囚われると大損をする、ということを忘れずに。日本の商品は店側が思い通りに値段を決めている、などとは絶対に考えてはいけない。価格の差は、そのまま品質の差に影響するのだ。日本の商店は、中国とは異なり、同じ商品でも店ごとに値段が違っていたり、特に観光地では商品に通常価格の何倍もの値段がついていることがよくある、という状況は、日本では殆ど見られない。

日本語が分からなくても、ショッピングの際、コスメ類を探すのに手間どる心配はない。大きく「薬」と書いた看板のある店を探し出し、サッと潜り込んだら、何も買わずには出て来れないはずだ。日本では、スキンケア商品のセット売りというのは殆ど見かけない。きっと、店側が売上げを伸ばすための手段なのだろう。また、化粧品には品質保証期間がない。ここでのショッピングの最中は、しっかりと品定めをすること、理性的に買物をすることを、常に、頭の中に入れておかなければならない。

スケジュールの中で、ショッピングの時間をもっと長く確保していたとしても、やはり足りなかっただろうと思う。心斎橋の広さを甘く見ていたのが、主な原因だ。夜の8時には、次々に店が閉まってしまった。私と同じように、一軒一軒を念入りに見物したいという欲張りな性格の人は、ここに来る前に、しっかり自分のプランを立てておこう。

(つづく)

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