岩井俊二監督インタビュー 「芸術も一種の変態」

岩井俊二監督インタビュー 「芸術も一種の変態」。 中国には、映画監督・岩井俊二氏の作品によって心の奥底に眠っていた文芸の琴線が震わされたという文学青年がたくさんいる…

タグ: 映画監督,岩井俊二,上海国際映画祭

発信時間: 2011-06-21 14:47:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽新作は環境問題がテーマ

新京報:監督の次の作品は、「核汚染」をテーマとしたものだと聞いていますが?

岩井:まだ計画の段階ですが。私は自分のウェブサイトに多くの自作小説を掲載しています。私の映画作品のほぼ全てが、これらの小説をもとにしたものです。そのうちの一篇「番犬は庭を守る」を映画化することを考えています。多くのゴミを1カ所に投棄し、環境問題について深く考えていない人が大多数だが、これが子供の世代に大きな影響をもたらす、という内容です。実は、この映画は、「リリイ・シュシュのすべて」と「花とアリス」の間に制作したかったのですが、一旦中止になった経緯があります。

新京報:監督は、他人の影響を受けたくないという理由で、他監督の作品をほとんど見ないとうかがっていますが。

岩井:私は普段、脚本を書くのにとても忙しく、映画を見る時間がありません。映画祭に参加した時か移動中の飛行機の中でしか映画は見ません。

新京報:インスピレーションがなかなか浮かばない時はどうされますか?

岩井:ぶらぶら散歩して、1人でぼんやりした時間を過ごします。

新京報:監督は孤独を楽しむタイプですか、それとも孤独を恐れるタイプですか?

岩井:孤独は怖いものではありません。しかし、もし私の作品が孤独、つまり誰も見る人がいないとなれば、私にとってはすごく怖いことですね。

「人民網日本語版」2011年6月21日

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