資料写真:2006年4月19日に、特定非営利活動法人地域活性化支援センターが主催する「恋人の聖地プロジェクト」により選定されたデートスポットが発表された。主催側によると、このプロジェクトでは「非婚化・未婚化の進行」を少子化問題のひとつとして捉え、若い人々のみならず地域社会に向けて「結婚」に対する明るい希望と空気の醸成を図るための活動をしているという。写真は活動をPRするブライダルファッションデザイナー桂由美さん(右)、日本の華道家の假屋崎省吾さんと女優の菊川怜さん。
従順といわれ続けてきた日本人女性が道からはずれ、結婚せず、子育てしなくなってきている。高等教育を受けた女性は晩婚や独身を選択する結婚恋愛観を持ちやすい。時代の変化で女性の一生の目標が結婚ではなくなり、よりよい生活環境を求めるようになったこと。DINKSと呼ばれる子供を持たない夫婦形態を求める女性が増えてきていることなどが理由として考えられる。日本の新華僑報が29日伝えた。
日本の総務省が最近発表した「国勢調査報告」によれば、日本はすでに世界でも「少子高齢化」問題がもっとも深刻な国となった。日本で全人口に占める高齢者の割合は20%。しかも15歳未満の人口は全人口の13.6%足らずである。また、2005年、日本の女性の出生率は1.25まで下がっている。これはいわゆる子育て世代の女性が一生で平均してたった1.25の子供しか生まないということだ。1970年にはこの数値は2.13だった。次々と表面化する日本の社会現象の中でも、この「少子化」と「高齢化」はすでに突出した問題となっている。
この問題の原因はどこにあるのか。日本の女性の子育ての概念の変化が直接「少子高齢化」を推し進めているといえる。昔から従順といわれ続けてきた日本人女性が、これまでの道を外れ、結婚せず、生まなくなっている。理由は少なくとも3つあるだろう。
高等教育を受けた日本人女性が晩婚や、独身という結婚観を持ち始めたことがまず挙げられる。女性が大学進学し高等教育を受ける割合が日本では非常に高い。2003年には48.3%の女子高生が卒業後大学や大学院に進んでいる。男性の大学進学率は49.6%だ。高等教育を受けたい女性が増えるに従い、男性と平等なベースで仕事をし始めるようになる。日本女性は結婚後、家事や子育てのために結婚前の仕事をやめなければならず、専業主婦にならなければならない。子供が少し大きくなってから再び職探しをするが、なかなかよい仕事が見つからずパートに出るしかないという状況がある。なので、仕事のために晩婚や独身を貫くことを選ぶ女性が以前より大幅に増加しているのだ。