東日本大震災と津波から3カ月余り経ったが、福島第一原発事故による放射能汚染問題はいまだ収束する気配がない。日本経済産業省原子力安全・保安院のスポークスマンが29日、プライベートな問題で広報役を更迭された一方、福島氏の児童10人の尿から放射性物質が検出された。
◇検査を受けた全児童の尿から放射性物質が検出
福島県内の保護者でつくる市民団体「子供たちを放射能から守るネットワーク」は30日、子供たち10人の尿を放射性物質を調査するフランスの民間団体「ACRO(アクロ)」に依頼して解析した結果、全員から微量の放射性物質が検出されたと発表した。検査を受けたのは福島第一原発から50~60キロ離れた場所に住む6~16歳の男女10人。