調査員が5月下旬に彼らの尿を採取し検査したところ、8歳の女児の尿から1リットルあたり1.13ベクレルと、最も高い値の放射性セシウム134が検出。一方、7歳の男児からは1リットルあたり1.3ベクレルの最も高い値のセシウム137が検出された。1ベクレルとは放射性元素(原子)が1秒間に崩壊する個数のこと。
ACROのデービッド・ボアイエ理事長によると、原発事故前は子どもたちの尿中の放射性物質の値ははゼロだったと推測されるという。福島周辺の子どもたちが放射線を浴びる割合が相当高いことが検査で明らかにされた。「子供たちを放射能から守るネットワーク」は、今後日本政府と福島県にいち早く詳しい調査を進めるよう要求したいとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月1日