日本の2010年国勢調査によれば、一人暮らし世帯の割合が初めて三割を超え、家族類型別世帯数の首位を占めた。一人暮らし高齢者の増加に加え、景気の悪化や生活スタイルの変化が、若者を中心とする未婚者の増加を招いたことも、主な原因の一つである。シンガポール紙『聯合早報』が伝えた。
この国勢調査によれば、「一人暮らし」世帯は15,885,000世帯で、前回より約1割増加し、全世帯の31.2%を占めた。以前には、最も割合が多かった「夫婦と子供」世帯の数はやや減少して14,588,000世帯、全体の28.7%の割合となった。また、「夫婦のみ」世帯の割合は19.6%、「一人親と子供」世帯の割合は8.8%、その他の世帯の割合は11.7%となった。
日本の高齢者
一人暮らし高齢者は4,577,000人で、高齢者人口の15.6%を占め、前回より約70万人増加した。各年齢層での未婚者は男女共に若干増加し、晩婚或いは未婚化の傾向が更に顕著となった。
共同通信社の報道によれば、30-34歳の男性では、未婚者が46.5%を占める。1950年には、同年齢層の男性の未婚率は僅か8%であったが、1980年には20%を超え、その後は増加の一途を辿っている。