日本の文化では自殺は「高貴」

日本の文化では自殺は「高貴」。 日本人は、死は一種の解脱であり、人が死んでも、家族や自身は悲哀すぎる必要はないと考えている。無情の地震と津波は自身や親族の生命をも呑み込んだが、幸にして生存した者は涙を流さなかった。彼らは記者に、目の前にある廃墟跡はかつて親族の生前の住まいだった、と静かに語るだけだ。だが、きびすを返し、立ち止まったその背中はむしろ尽きないもの悲しさを訴えているようだった…

タグ: 日本 文化 自殺 高貴 地震 圧力

発信時間: 2011-07-08 16:17:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

社会的圧力下の絶望

北京大学の日本問題専門家・王新生氏は、自殺は日本ではかなり以前からあり、自殺率が比較的高いのも複雑な社会が原因だと指摘する。自殺者での男性の比率はずっと変動がなく、70%超。王氏によると、日本では、男性は外、女性は内にあり、男性はより多くの生活上の負担を引き受けると同時に、家庭にいる時間は非常に少ない。朝7時に出かけ、夜11時に帰宅。「日本を真に理解する人はよく知っているが、男性は最も悲惨であり、家庭全体の生活に責任を負う一方で、家族とはむしろなんの会話もない。いったん退職すると、すぐに『余分な人』となる。仕事で問題が生じれば、極端に走りやすい」と王氏

一方、この数年来、青年層の自殺問題が次第に際立ち始めてきた。03年の統計数字によると、自殺は20〜40歳では死亡原因のトップ。専門家は、自殺の原因の大半は自身が背負う責任が重過ぎることだと話す。例えば、生命保険の債務返還が難しいために自殺を選ぶケースもあるという。

王氏は「日本では、人はいったん生まれるとすぐ、自分の一生の生活状況がはっきり分かってしまう。日本社会はすでに発展して非常に成熟しているが、この成熟が、階層上の隔たりを打破することの難しさを示しているからだ」と指摘する。

普通の青年が人に抜きんでようと思っても、ほとんど希望はなく、彼らを待っているのは、辛く苦しい前途だけだ。日本では、解脱を求めようと、インターネット上で「志と信念を同じくする人」を選びだし、ともに帰らぬ道を歩もうとする青年もいる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月8日

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