日本サッカーの底力はどこから? 「2050年までにW杯を制す」

日本サッカーの底力はどこから? 「2050年までにW杯を制す」。

タグ: 川淵三郎 北京 日本サッカー ワールドカップ 2050年 

発信時間: 2011-07-07 14:06:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

このほど閉幕した第2回中国サッカー発展フォーラムで、ゲストの一人、日本Jリーグを創設した川淵三郎氏は、2050年までにワールドカップを制すという日本のサッカーチームの目標を明らかにした。川淵氏のこの発言は20年前であれば、空想だと笑われただろう。その当時、日本はアジアでも二流チームで、中国でも対日本戦の成績はよかった。しかし今や日本は、国際サッカー連盟(FIFA)のランキングでアジアの他のチームを大きくリードし、最近のワールドカップには欠かさず出場を果たしている。川淵氏の発言を今では妄想だという人はいないだろう。日本サッカーにはその底力があるのを誰もが知っているからだ。

日本サッカーの底力はどこからきているのか?まずはその「人材」にある。海外で活躍する日本人サッカー選手は有名だ。初期の中田英寿、小野伸二から、今では本田圭祐、長谷部誠といった選手がヨーロッパのトップリーグで主力として活躍している。彼らはナショナルチームの大黒柱であり、日本サッカーの代名詞でもある。しかしこれらの選手の名声は一夜にして築かれたものではない。彼らの共通点は、いずれもJリーグ出身だということだ。Jリーグはこれまでずっと選手育成の役割を担ってきている。Jリーグに所属するすべてのチームの下にU18、U15、U12といった3つの年齢別のチームが存在し、各階級のJリーグに参加、そこからふるいにかけられ、優秀な選手が誕生したり、発掘される仕組みになっている。彼らは日本サッカーの希望なのだ。

日本サッカーの底力はどこからきているのか?別の重要な要素はその「人気」にある。日本では、野球が「第一のスポーツ」とされ、サッカーをする人はもともとそれほど多くなかった。日本サッカー協会は国内のサッカー人気を高めるためにどんな努力も惜しまなかった。はじめは海外から有名選手を引き入れ、試合の鑑賞度を高めた。また、各地に地域のサッカークラブをつくり、より多くの市民がサッカーに触れる機会をもった。日本サッカー協会が特に重視したのが学校の役割だ。彼らの努力により、サッカーは小中学校の体育の必修科目となった。同時に全国で各校対抗試合が開催され、より多くの青少年がサッカーを始めるようになった。2010年の時点で日本サッカー協会に登録している18歳以下の若手選手は50万人。幅広い普及により、サッカーは日本国内での地位を高めていった。

 

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